お父さんは必見 ~離婚の危機が訪れる5つの時期~

ズバリ「離婚の危機が訪れる時期」とは?
大きく分けると人生に5回あります。

① 結婚直後
② 子どもが生まれたあと
③ マイホームを手に入れたあと
④ 夫が仕事の成功をあきらめたとき、または、仕事が成功したあと
⑤ 定年退職後


これらに共通しているのは、
「一つの大きなビジョン(夫婦共通の目標)を達成したあと」
それから、二人の関係は崩れていくことが多いようです。

かくいう私自身も「②子どもが生まれたあと」のいわゆる産後クライシスで夫婦関係が悪化、しかも急速に!それこそ崖から転がり落ちるようでした。
何とか離婚は回避されましたが、一度、壊れた夫婦関係を修復するには長い時間と労力が必要になります。
夫婦共通の目標が達成されたにもかかわらず、どうして急速に関係が悪化するのか?
これから起こる最悪なケースを知っておけば、ダメージも最小限に食い止めることができます。まずは、この5つの危険な時期を検証してみます。

① 結婚直後

少し前ですが、「成田離婚」という現象が話題になりました。結婚後、一番幸せな時間を過ごせると思いきや、その数日間にいろいろトラブルが起きて、「もうこの人とはやっていけない!」と、帰国直後に離婚してしまうケースです。
この場合、ふたりの最大のビジョンが【結婚式を挙げること】だったかもしれません。結婚後のビジョンを描くことができれば、思いとどまれることも多いのです。

 

② 子どもが生まれたあと

「子どもが欲しい」というビジョンが夫婦で共有されている間は仲が良くても、誕生後の育て方や、役割分担、経済的な問題など・・・夫婦にとって大きな試練が襲います。夫は、「妻子を食べさせていかなければならない」というプレッシャーと、そこから逃げたいという感情が重なり、仕事に没頭し始める場合があります。

こうしたお父さんの姿勢は、世間的には「子どもができて張り切っているパパ」と肯定的に見られるので、【逃げの心】は隠すことができます。しかし、妻は家に閉じ込められ、家事と育児にがんじがらめになり、育児ノイローゼとまではいかなくても、互いにプレッシャーに押しつぶされ心が離れていく場合があります。出産後の夫婦の役割や子育てに対するビジョンを共有しておかないと、夫婦関係が一気に冷めてしまう危険な時期なのです。

 

③ マイホームを手に入れたあと

夫婦の関係が多少ギクシャクしていても、「マイホームを持ちたい!」という結婚当初からの大きな夢がふたりをつなげているケースがあります。しかし、マイホームを手に入れたあと、多くの夫は【守り】に入ります。多額の借金をするケースがほとんどで、ローン返済のために、安定収入を維持しなくてはなりません。そうなると、何かにチャレンジするような危ない橋は渡れなくなり、【オヤジ化】していきます。

妻も、もちろん新しい家に住んだ時はうれしいでしょうが、それもじきに慣れます。そして、次のお互いのビジョンもなく、「オヤジ化」していく夫に男としての魅力を感じなくなり、【セックスレス】になるケースも。。。

夫から見れば、「嫌なことがあってもぐっとこらえてガマンして、家族のために仕事をしているのに、妻は不満をぶつけてくるばかり。。。」そんな妻に女性としての魅力を感じなくなり、お互い男として・女としての魅力がなくなっていってしまうのです。

 

④ 夫が仕事の成功をあきらめたとき、または、仕事が成功したあと

これは先ほどの「③マイホームを手に入れたあと」に起こりやすいことでもありますが、夫(または妻)の出世が見込めなくなったとあきらめたときなどは、夫婦のビジョンも消えることがあります。また逆に、予期せぬ成功がやってきて大金が舞い込んだりした時も、夫婦のビジョンがなくなることがあります。
宝くじが当たり、幸せになるはずが予期せぬ成功で逆に夫婦の仲を壊してしまった・・・
という話も聞きます。

 

⑤ 定年退職後

最近、増えている熟年離婚がまさにこの時期。
定年後、何もすることがなくボーッとした夫が毎日家にいて、妻はお昼ごはんまで作らないといけない。。。家に夫がいるので自由に過ごすことが出来ず、妻はストレスを溜めていきます。【夫源病】という言葉も、ここ最近よく聞きます。
この場合、例えば「退職後も年に2回は旅行しよう」とか「毎日一緒に散歩しよう」など夫婦でビジョンがあれば充実した関係になりますが、何もない場合、夫婦のすれ違いは大きくなっていくばかりです。

 

まとめ

この「5つの危険な時期」に共通しているのは、夫婦のお互いのビジョンがなくなったときから、不調和が起こり始めるところです。
大切なのは、そのビジョンがなくなったときから、二人の関係がうまくいかなくなっているという現実を直視すること。そして、すれ違いが大きくなり、取り返しがつかなくなる前に、共通のビジョンを持つことができれば、夫婦関係も再び復活することができるようになります。

 

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