『人(自分)の活性化』その3
前回は、「無意識の思考(潜在意識)に刺激を与えること」が必要ということについてお話しました。今回はまず、無意識の思考のパターンについて理解していただきましょう。
「無意識の思考」には、3つパターンがあります。それは”思考のクセ””思考の枠””思考の二面性”です。
では、ひとつずつ解説していきましょう。
まず”思考のクセ”ですが、前回、人は1日に5万回思考するという話をしました。この5万回思考する最初の入口となるのが”思考のクセ”なのです。”思考のクセ”は”口グセ”になって表現されます。「でも」「だって」「難しい」「どうせ」といった発言が口グセの人は、”ネガティブな思考のクセ”がついた人ですね。逆に”ポジティブな思考のクセ”がついている人は「よしっ」「確かに」「なるほど」「そうか」という発言がよく出てきます。あなたの思考のクセはどちらですか?
次に”思考の枠”です。”思考の枠”は、あなたが無意識のうちに思い込んでいる判断基準です。人の話を聞くときに、自分の頭の中で自然と判断していませんか?「えっ、それは違うんじゃないの」「私だったらこうするけどな」話を聞きながら自分の過去の経験や成功、失敗を思い出し自分の基準で判断していきます。そして、そこに自分の思考のクセがでてきます。ネガティプ思考のクセがついている人は「でも」「どうせ」「難しい」という発言になり、ポジティブ思考のクセがついている人は「なるほど」「そうか」という発言になります。あなたの判断基準が、あなたの”思考の枠”です。ぜひ、人の話を聞いたとき自分の判断基準を意識してみてください。
最後は”思考の二面性”です。「やりたい」でも「できなかったらどうしょう」と成功するイメージの喜びと同時に無意識に失敗するイメージの不安もわいてきてしまいます。
これはしかたのないことです。しかし、実はこれを読み解くと”不安”になるのは”うまくいく”というイメージが無意識の中にあるのです。”うまくいく”イメージがなかったら”不安”にはならないのです。自分がイメージできないことは、決して不安にはなりません。あなたが「100mを9秒台で走れ」と言われて「100mを9秒で走れるかとっても不安」となりますか?まぁ、日本の数人以外は不安にならないと思います。
「無意識の思考」の3つバターン”思考のクセ””思考の枠””思考の二面性”についてお話をさせていただきました。次回はこの3つのバターンに対しして、どのように刺激を与えていくかについてお話しましょう。
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『人(自分)の活性化』その4
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