『人(自分)の活性化』その2

前回は、「顕在意識」と「潜在意識」。
「成果」を上げるためには「行動」が必要、 「行動」を起こさないといけないのはわかっているけど、なかなか行動を起こすことができない。ということについてお話しました。
今回は”どうしたら「行動」が起きるのか、それは潜在意識に刺激を与えることにより人(自分)は「行動」を起こす”ということについてお話したいと思います。

みなさんが「行動」を起こすためには何が重要かご存知ですか?
「行動」を起こすために重要なのは、「思考」と「感情」です。人はまず「思考(直感的なものも含め)」します。そこから「感情」がわき「行動」につながって、その行動の積み重ねが「成果」になります。※ここで一つ注意しておきたいのは、「何もしない」というのも「何もしないという一つの行動」です。 つまり、「行動」を起こすには必ず「思考」と「感情」が関わっているということです。行動や成果を「変えよう」「変えたい」と思った場合、それにはまず最初に「思考」を変えることが必要というわけです。

シンクロナイズドスイミングで日本と中国にメダルをもたらせた名コーチ井村雅代さんがテレビのインタビューのコメントで「彼女たちにスキルや技術を教える前に精神面を徹底的に鍛えないとメダルは取れない」とおっしゃっていました。まさに「行動」の前に「思考」を変える必要があるというコメントではないでしょうか。

人は1日に約5万回思考すると言われています。単純計算して約2秒に1回思考しているという計算です。 えっ、そんなに考えていないよと思っていませんか。
実は、人の思考には「意識の思考」と「無意識の思考」とがあります。「おやっ、前回似たような単語が出たぞ」と思われた人はその通りです。「顕在意識」と「潜在意識」について前回お話をしました。 「意識の思考≒顕在意識」「無意識の思考≒潜在意識」とつながります。

前回の復習になりますが、意識の氷山モデルのお話をしました。
人の意識を占める割合は、「顕在意識(意識の思考)」は全体の10%、残りの90%は「潜在意識(無意識の思考)」でしたね。ということは”「成果」を上げるための「行動」を起こすには、人の意識の90%を占める「無意識の思考(潜在意識)に刺激を与えること”になります。

「無意識の思考」を理解することはとても重要です。
「無意識の思考」には、人間の本能や生まれ育った環境、家族や友人からの影響、これまでの成功体験や失敗体験などが蓄積され無意識の思考を形成しているものはたくさん存在しています。 この無意識の思考のパターンを理解し対応していくことで、人の行動に変化を生み出し『人(自分)の活性化』がされるのです。

では次回は、無意識の思考のパターンを理解し、どうやって刺激を与えていくのかについてお話しましょう。




続きはこちら。
『人(自分)の活性化』その3


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